当院では胃カメラ、大腸カメラを受けて頂くことができます。消化器内視鏡専門医が施行いたします。いずれの検査も診察のためにまず受診して頂いてから検査日を決定させて頂きます。
胃カメラ
胃カメラは月曜日から土曜日まで毎朝行っております。午前8時30分頃より開始となります。検査当日は朝食なしで来院して頂いて検査を行います。検査時間は5~10分程度となりますが、病理組織検査などが必要な場合にはさらに時間を要することもあります。
当院での胃カメラは全て鼻から挿入する経鼻内視鏡となっております。従来の口から挿入するカメラと比較して太さが半分程度と格段に細く、一般的なボールペンよりも細いものとなります。細いカメラを使用することで楽に検査を受けることができます。
大腸カメラ
大腸カメラは月、火、木、金の午後に行っております。検査当日は朝食なし、昼食なしとなります。朝から事前にお渡しした液体の下剤をご自宅で内服して頂きます。検査は13時以降となります。所要時間は特に大きな異常がなければ通常20~30分程度ですが、後述する大腸ポリープ切除術を行う場合はさらに時間がかかることがあります。
検査中に大腸ポリープが見つかった場合、ある程度の大きさがあるポリープについては将来がんになる可能性があるため予防目的にポリープ切除術を行うことがあります。切除に伴う痛みはありません。(※血液が固まりにくくなるお薬を内服中の場合、大腸ポリープのサイズが非常に小さい場合、もしくは極端に大きな場合など、その場で切除しないこともあります。)
当院での大腸カメラは空気の代わりに炭酸ガスを使用します。炭酸ガスは速やかに体内に吸収されるため、検査後の腹部膨満といった不快感も少なく比較的楽に検査を受けられます。
個人差やその日の体調にもよりますが、大腸カメラは検査中に腹部の不快感、苦痛を伴う場合があります。ご心配な方や、過去に大腸カメラを受けられて苦痛が強かった方は鎮静剤という眠くなるお薬を注射して半ば眠った状態で検査を受けて頂くことも可能です。(※鎮静剤の効果はその日一日続きますので検査終了後も同日は自動車の運転は控えて下さい。)
鎮静剤について
個人差やその日の体調にもよりますが、大腸カメラは検査中に腹部の不快感、苦痛を伴う場合があります。ご心配な方、過去に大腸カメラを受けられて苦痛が強かった方は鎮静剤を注射して半ば眠った状態で検査を受けて頂くことも可能です。
なお鎮静剤の効果については体質により個人差があります。また普段から睡眠薬や抗不安薬などを内服されている方はあまり効果がないことがあります。鎮静剤は通常、投与から数分程度で効果が出ますが上記の理由などにより効果が乏しい患者様もおられます。10~15分程度様子をみても効果が乏しい場合にはその旨を患者様にご説明の上、止むを得ず検査開始させて頂くこともありますのでご理解ください。
鎮静剤の効果はその日一日続きますので検査終了後も同日は自動車、バイク、自転車等の運転は控えて頂きます。鎮静剤をご希望される方はどなたかに送迎して頂くか、もしくは公共交通機関などで来院して頂く必要があります。